柴犬の性格としつけについて

柴犬小町の日常

柴犬を飼い始めて1年と少々。
だいぶ柴犬の特徴というか、性格が分かってきました。

柴犬は時には、
○頑固で飼いにくい犬
○家族以外にはなつかない
○噛む犬
などの悪いイメージもあると思います。

実は柴犬だけではなくて、日本犬に共通するのかもしれませんが、レトリーバーなどの「洋犬とは全然性格が違うな」と日々感じています。

もちろん個体差もあるとは思いますが、今回は柴犬を飼ってみて感じた性格とそれに応じたしつけ方について書いてみたいと思います。

なお、始めに断っておきますが、私は動物学者でもない、単なる柴犬愛好家(飼主)ですので、今回の内容は私の主観と偏見に基づくものですのでご了承ください。

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柴犬の性格

めちゃくちゃビビり

柴犬は「臆病な犬」とよく言われますが、本当に「ビビり」です。

散歩中に風になびくブルーシートを見ただけで飛びのくほどです。

ですので、自分が「怖い」と思えば、ものすごく警戒しますし、吠えて威嚇したり、攻撃に出ることもあります。

番犬にはピッタリなわけです。

何を「怖い」と感じるかはその犬次第なところもあって、まちまちなようです。

うちの子は、カーペットの柄に吠えていたこともあるくらいです。

また、知らない人からもらった食べ物をいきなり口にすることもありませんし、新しいおやつは必ず一下に置いてから口に運ぶほど警戒します。

柴犬の攻撃的な部分はこのビビりな性格から来ていると思います。

これが「噛み癖」に繋がっていると思います。

ストレスに弱い

ビビりの次に特徴的な性格は、「ストレスに弱いこと」だと思います。

ちょっと離れている時間が長くなると、餌も食べなくなって、夜も一人でいるのが寂しくなり、鳴いてみたりして困らせることもありました。

また、散歩に無理やり行かせたりすると、次回からはハーネスを見せただけでケージへ逃げ込んだりすることもありました。

柴犬って、何か嫌なことがあるとなかなか忘れません。

トラウマを抱えやすいんだと思います。

これが、柴犬が頑固と言われる所以かもしれません。

家族以外でも好きな人は好き

柴犬は「飼主以外にはなつかない」と言われています。

確かに「家族」に対する態度と「他人」に対する態度は、はっきりと違います。
ですが、他人全てが嫌いなのかというと、そうとばかりは言い切れないと思います。

うちの子は他人に対して、「好きな人は好き」で「嫌いな人は嫌い」とはっきり分かれています。

好きな人が優しい人で、嫌いな人が怪しい人なんてことはありません。

何が違うのかは分かりませんが、うちの子なりの線引きがあるのでしょう。

好きな人に対しては、自分から近寄っていきますし、大抵どこを触られても平気です。
一方嫌いな人が撫でたりすると「ウーッ」と唸ります。

初対面でも大丈夫な人は大丈夫だから不思議です。

散歩で会うゴールデンレトリーバーは誰にでも愛想を振りまいているのに、何でうちの子はできないのかなぁと思うこともありましたが、この点については、柴犬である以上、ある程度以上の改善は難しいと思っています。

きれい好き

野生の名残なのか、自分の居住スペースの近くでトイレをしたがりません。

子犬の頃は、家でトイレができたのですが、散歩でトイレをすることを覚えてからは、大雨が降っていても外でトイレをしたがります。

リビングにもトイレを置いているのですが、子犬の時以外に使ったのは、誰もいない時に急に下痢になったようで、一回だけ緊急で使ったことがあっただけです。

もちろん、家で出来たほうが良いので練習中ですが、なかなか難しく、雨の日も散歩に出ています。(雨の日は柴犬ばかりと会います)

柴犬のしつけ

体罰は逆効果も

例えば、柴犬がなにかやらかしたときに、体罰でしつけてしまうと、トラウマになってしまって、信頼関係が壊れてしまう危険性もあります。

また叩いたりしてしまうと、防衛のために反撃に出てくることもあります。

そうなってしまうと、叱るたびに吠えたり、噛みついたりすることも・・・。

私も最初の頃は、甘噛みすると「将来人を噛んだら困る」という一心から、口を押えたりしていましたが、一向に治らないどころか、叱ると決まって反撃してくるようになりました。

そんなころに、前に記事にしたルックアップ法を取り入れ、しつけの前に信頼関係を構築することの大切さに気付きました。

今は、ストレスに弱い柴犬に安易に体罰は行うべきではないと思います。

言葉で教える

和犬だからってことはないのでしょうが、柴犬は「日本語分かってるのか?」と思うくらいに、こちらが言うことを理解してくれます。

ですので、最近は、犬とよく喋るようにしています。

しつけについても、今は「言葉で教える」ことを心掛けています。

もちろん、怒るときは大きな声で叱りますが、決して手はあげません。

一緒にいるときは犬の嫌がる部分を探して触って、唸らなければ褒めています。

柴犬のしつけは「じっくり、のんびり」が基本のような気がします。

一緒に暮らしながら、ゆっくりと覚えてくれれば十分だと思っています。

話す時間を多くするようになってから、問題行動も減り、性格も穏やかになってきた気がします。

まとめ

柴犬が飼いにくい犬と言われるのは、柴犬のビビりでストレスに弱い性格によるものだと思います。

すぐにビビり、ストレスをため込みやすい柴犬だからこそ、逆に言えば、自分が気の許せる家族に対しては、ものすごく甘えてきます。

柴犬にとっては、今の飼い主が唯一無二なんだと思います。

飼主が変わることが最もストレスになる犬種ではないかと勝手に思っています。

そう考えると、愛おしいですよね。

頑固な性格ですから、しつけをするのも時間がかかりますが、これほど可愛い相棒はいないと思います。

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